【日本酒】写真家 内山りゅうさん写真集『水のこと 水の国、わかやま』発刊、弊社の酒蔵風景も掲載!

2017年07月05日

WS000015本当の「水色」を見つけるために潜っています-。あらゆる生命の源である「水」(淡水)の美しさに魅せられ、和歌山県白浜町に移住までしたのが、世界的に発表する生物写真家の内山りゅうさんです。移住して18年、その集大成ともいえる写真集『水のこと 水の国、わかやま。』(講談社エディトリアル)が、ついに発刊されました。弊社の日本酒づくり風景も、1枚、あります。この上なく光栄なことです。

数多くの写真集を精力的に国内外で発表し、テレビ番組制作や出演、子供たちの「川ガキ養成講座」、講演、著名な芸術家とのコラボ企画までこなす内山さん。淡水の生きものと、水をとりまく多様な命あふれる環境をライフワークに撮り続ける姿、それは数十キロの撮影機材を背負い、川だけでなく海にも潜るし山にも登る。アスリートのような体躯、まるで修行僧のようです。その姿は「情熱大陸」(TBS系列局)などのテレビ取材を受けるほど。

内山さんが白浜に居をかまえてすぐの18年前。「淡水、それも山から流れ出た水をそのまま飲める水があるという日本という国は、世界的にも極めて稀な国なんだ。世界では信じられないくらいのこと。その水環境が日本で簡単に壊されてしまう。」と熱く憤りを語っていたこと、忘れません。

そこからぶれずに18年、「本当の水色」を求めて撮り続けたその作品群は、まさに“神宿る”と言っても過言ではありません。吸い込まれるようなこの美しい「水色」は、内山さんの精魂と血と汗の上にフィルムに収められた姿だと思うと、その透明度は鬼気迫るものがあります。

内山さんの代表作の一つ『アユ』しかり、これまでも、単なる生物写真家ではないすぐれたドキュメンタリー写真集を誕生させてこられた内山さんが、なぜ土門拳賞を受賞していないのかが不思議です。

掲載された蔵の写真は・・・それは真っ青な空と桶水も凍る、冷え込む新年早々の早朝、大吟醸を酒袋でしぼる「袋吊り」という作業の風景です。
袋吊りとは、醸され、しぼり時を迎えたもろみを酒袋に入れて吊し、ゆっくりと時間をかけて自然にしぼる昔ながらの手法です。

よい水があるから、よい日本酒も生まれるのです。

和歌山にこんなすてきな写真家がいるなんて、ふるさとの宝物だといつも思っています。(内山りゅうさんHP http://uchiyamaryu.com/

(2017年3月20日 講談社エディトリアル刊)

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弊社の日本酒、袋吊り風景(写真上)ー 写真集『水のこと』より転載

弊社の日本酒、袋吊り風景(写真上)ー 写真集『水のこと』より転載

移転してまもなくの弊社(紀の川市桃山町)に撮影に来てくださった内山りゅうさん(右)と主人

移転してまもなくの弊社(紀の川市桃山町)に撮影に来てくださった内山りゅうさん(右)と主人

 

 

経済産業省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定!

2016年05月30日

「はばたく中小企業・小規模事業者300」受賞

経済産業省中小企業庁が、さまざまな分野で活躍している全国の中小企業・小規模事業者の取り組み事例を選定する2016年「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に、このほど認定いただきました。

受賞したのは「海外での積極的な販路展開等による国際競争力強化」の部門。弊社は、「地域の素材から良質の酒・酢・調味料を製造し、数々の国際イベントでPRを展開した事例」として取り上げられました。全国商工会連合会が推薦してくださいました。

この取り組みは、私どもが受賞した「国際競争力強化」の部門のほか、「革新的な製品開発やサービス創造」、「地域貢献・地域経済の活性化」、「女性経営者を始めとした人材活用に取り組む」、「独自の技術・サービスで伸びる取組を行う」など、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者、地域の特性・ニーズを把握し創意工夫を凝らした取り組みにより、地域コミュニティの担い手として商店街の活性化や地域の発展に高原している商店街の取り組み事例を選出して紹介することで、さらなる取り組みの活性化をすすめるもの。

日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、全国商店街振興組合連合会、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、中小企業基盤整備機構、日本貿易振興機構、国際協力機構及び在外大使館・領事館などの協力を得て、経済産業局のネットワークも活用して全国から収集した中から、外部有識者による厳正な審査を経て、中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会(鶴田欣也分科会長)において選出されました。

中小企業庁ホームページを参照

 

 

「和歌山県100年企業表彰」をお受けしました!

2015年12月10日

表彰の盾と賞状
和歌山県内で100年以上にわたって伝統技術や事業を守り、県の経済発展に貢献した長寿企業を表彰する「和歌山県100年企業表彰」。創業明治41(1908)年、107年の歴史を守り継ぐ弊社も今年、表彰をお受けしました。表彰式は11月30日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれました。

県が平成19年度から実施し、今回で4回目。これまで何度も表彰の打診をいただいていましたが、自社の蔵を無事移転させ、これまでの厳しい年月を支えてくださった皆様に対し、経営者としてご報告する責任と御礼の気持ちを込めた「移転報告会」(2014年9月、同じくアバローム紀の国様で開催)を終えるまでは受けられないのだと、主人が頑なにお断りしていました。

この表彰の日を、私ども、特に主人は特別な思いをもって迎えました。この「100年企業である」という県からの表彰は、主人にとって「守りきった」という大きな節目だったのかもしれません。

107年を生き抜くということは、容易ではありませんでした。この10年で、古くからの蔵や自宅を無くし、2度の移転、決して環境がよいとはいえない場所で高額な賃料を払いながらの「借り蔵」時代もありました。それでも法的手続きを受けず(「県100年企業表彰」の中には民事再生法を受けた会社もあります)、食酢、日本酒、梅酒を休むことなく作り続けてきました。

「創業当時から受け継ぐ酢酸菌と大木桶、そして苦しい時も僕についてきてくれたスタッフが一番の財産」と主人は言い続けてきました。

そしてようやく、紀の川市桃山町にご縁をいただき、この地で自社蔵を再興することができました。

表彰式の朝、主人は祖父である2代目雜賀豊太郎が、和歌山市の老舗テーラー「TABATA」(今はありません)で誂えたスーツに袖を通しました。それは偶然にも移転の際に整理していた荷物から出てきたものでしたが、まるでこの日を迎えるために、孫である主人へのプレゼントのように出てきたのです。お洒落だった豊太郎さんが若かりしころ40、50歳代に着たものと思われますが、今から50年以上も前のスーツ! しかしながら、色褪せも虫食いもなく、パリッと引き締まった恰好のよいスーツで、それは不思議と今の主人の体にどこもかもピッタリと合いました。

この日の朝、会社で、移転をした年に生まれた娘れい(1歳)を抱きしめてから、主人は表彰式にむかいました。

表彰式日の俊光とれい

 

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