蔵に娘が産まれました。「れい」です。

2014年11月27日

2014052009580001

もう数日で師走というのに、ご報告がすっかり遅くなってしまいましたが、今年、蔵に娘が産まれました。

それは新緑のまばゆい5月1日の真昼間に、家族や助産師さんも、びっくりするほどおおきな産声をあげて、元気な娘が産まれました。 やっとやっと授かったこの娘に、主人は「れい」と名付けました。

「0」=「無」。無は天地万物の根幹であるとする老子の言葉、「無為にしてなさざるなし」の「無」。「無」限の可能性がこの子に広がっていることを願い、そして、たくさんの方々の支え、神仏のご加護を得て授かったことへの、御「礼」の気持ちを込めました。

s-DSC_1835帝王切開でしたので、それまで長い間、待ち望んでいたのがうそのように、手術室に入るとあっという間に出てきました。甲高く、それはそれは大きな声で泣いたのです。ようやくこの手にわが子を抱けるのだと、娘が今、そこに存在するのだと、現実が実感となって湧き上がって、涙が出ました。

泣いて、ミルクをたらふく飲んで、途中で眠たくなって、お腹にいたときのように手足をきゅっと縮めて丸まって寝ている姿は、まるでヤマネの冬眠みたいで、ほんとにかわいい。

2014050514340000 母乳はほとんど出ないけど、食いつくように懸命に吸ってくれる。それがどんなに幸せなことか。主人は言います。「甥っ子や姪っ子がどんなにかわいくても、おっぱいを吸ってくれるのは自分の子供だけだぞ」って。s-DSC_1836

里帰り出産でしたから、病院まで近しい仲間たちが次々とお祝いに訪れてくれました。ちょうどゴールデンウイークの中日。山の大先輩で親友のえっちゃんは、私の数年にわたる不妊治療中、いつも支えてくれました。苦労して授かったことを知っているので、主人に会うと思わず主人の手を握って「おめでとう、おめでとう!ほんとに、よかった!」。s-DSC_1916

s-DSC_1891 s-DSC_1897

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この日をずっと待っていた姪っ子のきっこちゃん。「産まれたらすぐに知らせてね!学校休んでとんでいくから!」と言ってくれていたほど、まるで妹のように心待ちにしてくれていました。目を輝かせて病室に入ってきて、れいをのぞき込み、そしてほんとにうれしそうに抱っこしてくれました。「れいはきっこちゃんの子分。よろしくね」と言うと、「うん!いっぱいお散歩して、あいさつも教えて、本も読んであげて、いっぱいれいちゃんと遊ぶんだ 」。 幸せな娘です。s-DSC_1810

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014050805410001

 

 

 

 

 

たくさんの想いに支えられてこの子に出会えた、最高に幸せな新米の父と母になりました。 どうかこれからも変わらずご教授いただけますように。

「れい」です。末永く見守っていてくださいね!

 

 

 

 

やっとやっと超高齢妊婦になりまして、里帰り中です。

2014年04月20日

IMG_20140404_134317

私ごとで恐縮なのですが、蔵に嫁いで4年、やっとやっとコウノトリが舞い降りてくれました。4月29日が予定日で、もう間もなく、なのです。やり残したこといろいろあるけど、予定日まで一カ月を切り、取り急ぎ実家のある田辺市に里帰り中です。久しぶりの長期の実家帰省とあって、山の親友たちがお腹をさすりに来てくれました。

思えば39才になる3日前に入籍し、赤ちゃんは高齢だとそう簡単にできないことを知った40才から火がついた不妊治療も3年になりました。 43歳で念願のお母さん。主人や家族の支えはもちろん、家族同然に過ごしてきた友人や日本各地の先輩方など多くの支えをいただきました。今の私があるのは、こんなにみんなに支えられ、育てられてきたからなのですね。たくさん励まし、アドバイス、祈念もしてくださり、日本各地からお守りも送ってくださったりと、感動すること多々。東へ西へ、神さま仏さま、ご先祖さまにお願いして、やっとやっと授かった宝物。ここまで大きく育ってくれてたお腹をさすりつつ、心からほんとにうれしくて、幸せいっぱいに妊婦生活を過ごしています。

P1260901(修正mini)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里帰りする2日前、熊野修験の今年の 葛城行初日、友が島行の日を迎えました。昨年は、みんなで何度も手厚い子授けのご祈祷をしてくださったのです。願いが通じて授かった命。妊婦姿をどうしても見てもらいたくて、フェリー乗り場までお見送りにゆきました。すると、あいにく海が荒れ模様で友が島には渡れなかったけど、島をのぞむ「阿字ヶ峰 行者堂」と、淡島神社でみなで安産を祈ってくださいました。

R1002457

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『阿(あ)字』とは、『はじまり』。赤ちゃんも最初に発する言葉は『阿』といわれています。桂さんの里帰りをお送りするのにピッタリのお参りですね」と、花井行者が勤行前にあいさつしてくれた花井行者。

里帰りしたら、今度は熊野の山の重鎮たる大先輩たちが、山の作家の宇江敏勝さん宅の囲炉裏でお花見会をするとのこと。せっかくなので車で走り、みんなにお腹をなぜてもらいました。

DSC_1349

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こぼれる笑顔で「おめでとう!」と迎えてくださり、「自分の孫のようだ」とお腹をさすってくれました。最高の安産祈願です。もうやることはすべてやった!そんな状態で、ほんとにたくさんのお力添えの上に迎えた臨月。想いが通じたのです。

昨年7月、悲願だった蔵の移転ができて紀の川市の桃山町に引っ越し、その8月、妊娠検査薬(+)に、主人と涙して喜びました。主人はしみじみ「やっと、子供が安心してきてくれる状態になったんだなあ。『もう行ってもいいか』って赤ちゃんがね。安心して生まれることができる家がもてたんだなあ」と。

実家のある田辺市は、世界遺産の熊野古道の拠点でもある海と山の自然がいっぱい。桜が終わり、春爛漫、新緑がもりもりと盛り上がって、まさに「山笑う」頃、生まれるわが家の赤ちゃん。いつ出てきてくれるかな。

 

桃の花に囲まれた蔵

2014年04月15日

昨年、移転したのが7月だったので、ここ桃の名産地の紀の川市桃山町が、まさしく「桃源郷」となる風景はまだ見たことがありませんでした。桃畑に囲まれた私たちの蔵。どんな色合いに染まるのでしょう。

春休みに入り、姪っ子のきっこちゃんも遊びに来ました。もうすぐ小学6年生です。事務所兼両親の自宅も桃畑に隣接した敷地内に出来上がったばかりで、食堂の窓からみえる桃の花畑に「ピクニックしているみたい!」と笑顔。4月1日、桃の花もまもなくピークなのでしょう。さっそく、撮影隊を結成し、桃の花にかこまれた蔵の風景を探索にゆきました。

3月半ばから梅の季節に続いて今年は桜、菜の花が咲き始めて春の華やかな色合いに染まるころ、ぽってりと膨らみ、濃いピンク色にそまっていた桃のつぼみがぽつぽつと咲き始めました。

_MG_2813咲き始めたら早いもので、あたたかい日が続くと日増しに町一面が桃色の霞がかかったように、なんともやわらかい花の色どりで染まってゆきます。あたり一面に淡く甘い香りも漂って、桜や菜の花まで満開に向けて力いっぱい咲いてくるものだから、沸き立つように花の色どりに町が覆われてゆきます。

私も毎日和歌山市内から桃山町に入るたびに、日増しに花に覆われていくのに心沸き立ってわくわくしてきます。蔵のみんなも、明るい風景にさわやかな風が蔵の中を通り抜け、心地よい季節を実感しているみたい。

【新蔵周辺の風景】酒蔵の窓からのぞむ桃畑に囲まれた蔵からの風景1酒蔵の2階から見わたすと、背後の百合山のふもとから続く、まるで淡いピンクの絨毯を敷いたよう。_MG_6171

 

【新蔵周辺の風景】酒蔵の窓からのぞむ桃畑に囲まれた蔵からの風景6

 

 

 

【新蔵周辺の風景】酒蔵の窓からのぞむ桃畑に囲まれた蔵からの風景4

_MG_6211

 

 

 

 

そうそう、ちょうど新調した蔵の前掛けが出来上がってきました。なかなかな仕上がりです。きっこちゃんも喜んで着用してくれました。さあ、心機一転、この地で蔵の花を咲かせていかなきゃ、ね。

 

 

 

 

 

 

 

このページのトップへ