【蔵見学】紀の川市少年少女発明クラブ 小学生たち26人が社会見学

2018年01月31日

紀の川市の小学3年~6年生が所属する、少年少女発明クラブの子供たち26人が、1月20日、初めて私たちの蔵の見学に訪れました。

弊社としては、子供むけに蔵見学をするのは初めてのことです。

同クラブでは、学校や家庭では体験できない「やりたい」「見たい」を積極的に実現しようと活動しており、一年を通じて、ものづくりや社会見学などを行っているそうです。

今回は第10回活動の「社会見学」として企画されました。

可愛い子供たちがバスで到着しました。

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まずは蔵の説明を社長から。

わたしたちが、食酢と日本酒と梅酒などリキュールを造っている、全国でもとても珍しい蔵であること、日本酒の酒粕からお酢がつくられること、和歌山が日本トップクラスのお酢の消費量があること、お寿司の発祥の地であり、日本の食文化にお酢は欠かせないこと、そして、和歌山で一番たくさんのお酢を使っていただいていることなどを、お話ししました。

さて、まずは日本酒の蔵見学から。

お酢をつくる酢酸菌はとても強く、日本酒の蔵に持ち込め厳禁のため、まずは日本酒の蔵からの見学です。このような注意は、弊社ならでは。

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日本酒の製造スタッフから、つくる工程を教わります。

大きなタンク内では、まさに日本酒がぶくぶくと発酵している最中。大きな酒米を蒸す釜やしぼる機械、麹をつくる室(むろ)などをみました。

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日本酒は大人の飲み物。そのため、おいしいお酒づくりの要のひとつ、麹を味見してもらいました。真っ白い麹をつまんで、口に入れると「甘い!」「木の実みたいな味がする」と、目を輝かせていました。

次は食酢の蔵見学へ出発。

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大木桶がずらりと並ぶ酢蔵は、お酢や酒粕を長い間、熟成させているため、お酢や菌など独特な匂いがします。

創業以来、100有余年受け継いできた酢酸菌と木桶で醸す、創業以来、変わらぬ製法のお酢造り。

恐る恐る木桶にのぼって中をのぞくと、酢酸菌の膜が張り、ほんわか湯気たつ発酵中のお酢です。

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食酢商品の試飲は、子供たちにも体験できます。「このお酢、見たことある!」と、お姫様ラベルのココノエ酢を指さして教えてくれる子供たちに、食酢製造スタッフもうれしそう。

普段、そのままで味見することのない調味料ですが、お酢にも、いろんな種類があること、また、ぽん酢やだし酢、柚子皮の入った寿司酢など、興味津々で味見をしてくれました。

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見学を終えて、レポートを作成する子供たち。

後日、発明クラブからお礼の手紙を頂戴いたしました。

「・・・・・子供たちが普段家庭でよく見る「お酢」が、地元紀の川市で歴史ある大きな樽(注:大木桶のこと)でたくさん作られていたなんて、と興奮気味に私たちに話してくれていました。まさか自分たちより大きな樽が地元の会社に数十個もあって製造されているとは思わなかったのでしょう。それだけでなく、「日本酒」や「梅酒」なども作っていることは、子供たちにとって、たいへんな驚きだったようです。

当日、さまざまな種類のお酢を試飲させていただいて、普段直接お酢を口にすることの少ない子供たちが、酸っぱそうな顔をして、味の違いに興味を示しており、有意義な社会見学となったと思いました。・・・・・」

 

また、子供たちのレポートも添えられており、

一番の発見は、

 

「ぽん酢がお酢だったこと」

「お酒やお酢がお米からつくられていること」

「すは何日間もはっこうさせてつくっていること、お酒をつくるときにできた酒かすで、すをつくっていること」

「おかあさんがつかっているお酢がココノエのだったこと」

「おすにもたくさんの種類があること」

「和歌山が日本一お酢を使っていることを知った」

「お酢がなんにちもかかってつくられていること」

 

などなど、純粋な発見、驚きがたくさんあったようです。

 

そして、たくさんの「ありがとう」と、「これからもがんばってください」のメッセージとともに届けてくださいました。

もちろん、蔵のスタッフ全員で、回覧して拝読させていただきました!

 

 

 

 

 

 

 

機会を積極的にもの

 

 

 

「和歌山県100年企業表彰」をお受けしました!

2015年12月10日

表彰の盾と賞状
和歌山県内で100年以上にわたって伝統技術や事業を守り、県の経済発展に貢献した長寿企業を表彰する「和歌山県100年企業表彰」。創業明治41(1908)年、107年の歴史を守り継ぐ弊社も今年、表彰をお受けしました。表彰式は11月30日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれました。

県が平成19年度から実施し、今回で4回目。これまで何度も表彰の打診をいただいていましたが、自社の蔵を無事移転させ、これまでの厳しい年月を支えてくださった皆様に対し、経営者としてご報告する責任と御礼の気持ちを込めた「移転報告会」(2014年9月、同じくアバローム紀の国様で開催)を終えるまでは受けられないのだと、主人が頑なにお断りしていました。

この表彰の日を、私ども、特に主人は特別な思いをもって迎えました。この「100年企業である」という県からの表彰は、主人にとって「守りきった」という大きな節目だったのかもしれません。

107年を生き抜くということは、容易ではありませんでした。この10年で、古くからの蔵や自宅を無くし、2度の移転、決して環境がよいとはいえない場所で高額な賃料を払いながらの「借り蔵」時代もありました。それでも法的手続きを受けず(「県100年企業表彰」の中には民事再生法を受けた会社もあります)、食酢、日本酒、梅酒を休むことなく作り続けてきました。

「創業当時から受け継ぐ酢酸菌と大木桶、そして苦しい時も僕についてきてくれたスタッフが一番の財産」と主人は言い続けてきました。

そしてようやく、紀の川市桃山町にご縁をいただき、この地で自社蔵を再興することができました。

表彰式の朝、主人は祖父である2代目雜賀豊太郎が、和歌山市の老舗テーラー「TABATA」(今はありません)で誂えたスーツに袖を通しました。それは偶然にも移転の際に整理していた荷物から出てきたものでしたが、まるでこの日を迎えるために、孫である主人へのプレゼントのように出てきたのです。お洒落だった豊太郎さんが若かりしころ40、50歳代に着たものと思われますが、今から50年以上も前のスーツ! しかしながら、色褪せも虫食いもなく、パリッと引き締まった恰好のよいスーツで、それは不思議と今の主人の体にどこもかもピッタリと合いました。

この日の朝、会社で、移転をした年に生まれた娘れい(1歳)を抱きしめてから、主人は表彰式にむかいました。

表彰式日の俊光とれい

 

【点字】サイトワールド2015に「点字首かけ」商品を初出展!

2015年11月20日

 

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11月1~3日、東京墨田区のすみだ産業会館で開催された、視覚障害者向け総合イベント「第10回サイトワールド2015」(サイトワールド実行委員会主催)に、食酢、日本酒をつくる蔵元として初めて出展しました。

同イベントは「ふれてみよう! 日常サポートから最先端テクノロジーまで」と題し、最先端の技術・機器、日常用品、および、ユニバーサルデザイン(UD)製品等の展示会、講演会、学会発表、フォーラム、体験会等が催される、世界でも例を見ない視覚障害者のための総合イベントです。
サイトワールドホームページ(サイトワールド2015のページ

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弊社は今年8月、食酢とノンアルコール飲料の商品の首かけにユニバーサルデザイン(点字印刷)を導入。点字の文面の作成をお願いしている特定非営利法人グローイングピープルズウィル様にお力添えをいただき、今回サイトワールドに参加することになりました。

首かけに商品の名前や説明を点字で入れた弊社の食酢、調味酢、ノンアルコール飲料

首かけに商品の名前や説明を点字で入れた弊社の食酢、調味酢、ノンアルコール飲料

点字入りのパンフレットも準備

点字入りのパンフレットも準備

会場では、主人が商品や蔵の説明を、またグローングのスタッフの方々も、商品の説明や試飲、販売などを担当してくださいました。グローイング様は、弊社の商品を通じて、点字使用者への情報提供、障害者施設への仕事発注を行い、売り上げの全収益を途上国の就学困難児童への支援に充ておられます。

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弊社がこの取り組みをはじめたのは、社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター元施設長様から、点字印刷されている商品はまだまだ少なく、その内容もごく限られた情報しかなく、視覚障害者の方々が、商品を選択する楽しみもなく使用するのにも大変苦労していることをお聞きしたからです。

 

 

食酢の一世帯当たりの使用量が日本有数の地域であり、お寿司の発祥の地とも言われている和歌山県で食酢・日本酒・梅酒を醸している弊社が、視覚障害者の方々のご要望に少しでもお応えできれば、との思いから、ユニバーサルデザイン(点字印刷)の首掛を導入しました。

点字内容(点字の文言)は、グローイング様に作成してもらい、点字印刷は視覚障害者支援総合センター様に依頼。それにより、商品をご購入頂いた金額の一部を、印刷費(工賃)として社会福祉法人視覚支援センター様に還元させていただいております。

今回のサイトワールドで食品を扱っていたのは弊社だけ。「ふれることで食酢と日本酒づくりの空気を感じてもらおう」と、会場に弊社の古い酒樽や麹蓋(こうじぶた)も持ち込み、商品の試飲はもちろん、酒樽などの道具を訪れた方々にたくさん触ってもらいました。
まるで全身で感じるように、お酒づくりの道具をとても熱心に丹念に触ってくださり、主人の話を聞きながら興味津々な声や笑顔がわきます。

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たくさんの方々とお話しすることができ、喜んでいただけたことがなにより嬉しい2日間でした。首かけに点字を入れるだけでなく、それを手にした消費者の生の声を聴くことができ、「ちょっとしたことだけど、点字、やってみてよかったなあ」と主人もより実感がわいたよう。

私も初めての体験で、娘れいを連れて応援?に行きました。拝見しながら、もっとこうしたらいいかもしれない、など気づかされ、とても勉強になりました。

会場には盲導犬もいて、れいは同い年の男の子と一緒に目を輝かせて、すっかり入りびたり状態に。

 

 

 

 

 

 

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